*卒業・修了の時期は、「年度」ではなく、「年」で表記しています。

イタリア地中海研究コース
2024年(令和6年)卒業
Campano da Novara: il cappellano che si occupava di scienze naturali nella Curia Romana ducentesca.
(ノヴァーラのカンパヌス:十三世紀ローマ教皇庁において自然科学に従事したカペッラヌスについて)
2023年(令和5年)卒業
Lob der tugendhaften Herrschaft gegen neidische Gegner: Neuinterpretation des ,Parnass' in Bezug auf die Politik Mantuas und die Interessen Mantegnas.
(嫉妬に対抗する美徳の支配の称揚 ーマントヴァ政治とマンテーニャの関心に即した『パルナッソス』の再解釈)
Analisi dei caratteri e della finalità narrativa della "Donna dello schermo" nella Vita Nova
(ダンテ『新生』における隠れ蓑の女性の役割について)
La ristrutturazione dello "Scrittoio di Calliope" a Palazzo Vecchio come esempio di politica culturale di Cosimo I e Giorgio Vasari
(コジモ1世とジョルジョ・ヴァザーリの文化政策としてのパラッツォ・ベッキオ内の「カリオペの書斎」改修)
2022年(令和4年)卒業
L'iconografia di protezione: il significato del mantello nella figura della "Madonna della Misericordia"
(保護のイコノグラフィー:「慈悲の聖母」図像のマントの持つ図像的的意味)
Tifoserie calcistiche in Italia: fenomeni osservati nei cori razzisti
2021年(令和3年)卒業
La società post-unitaria italiana e il percorso personale di Carlo Collodi neIl viaggio per l’Italia di Giannettino
(『ジャンネッティーノのイタリア旅行』に見るイタリア統一後の社会とカルロ・コッローディの軌跡)
Storia del marchio Salvatore Ferragamo: emblema del "made in Italy"
(サルヴァトーレ・フェラガモ・ブランドの歴史ー「メイド・イン・イタリー」の先駆的モデルとして)
Die „Hebraica Veritas“ und das Judenbild von Hieronymus - Untersuchungen zu seiner Exegese der eschatologischen Prophezeiungen im Jesajakommentar Buch XVIII
(「ヘブライ的真理」とヒエロニュムスのユダヤ人像ー『イザヤ書註解』十八巻における終末論的預言釈義に関する研究)

2020年(令和2年)卒業
Le Madonne col Bambino di Raffaello Evoluzione iconografica e influenze dei
contemporaneiラファエロの聖母子―図像の変遷と同時代人の影響―

2019年(平成31年)卒業
L'idea dell'Italia e del redentore ne Il Principe di Machiavelli(『君主論』におけるマキァヴェッリのイタリア論及び救済者論)

2018年(平成30年)卒業
La ricezione dell'opera di Alberto Burri in Italia e negli Stati Uniti (アルベルト・ブッリ作品のイタリアとアメリカにおける受容)
La figura di Maria nelle opere di Iacopone da Todi (ヤコポーネ・ダ・トーディの作品におけるマリア像)

2017年(平成29年)卒業
Il ruolo dell'agricoltura per la protezione dei paesaggi vitivinicoli del Piemonte (ピエモンテのブドウ畑の景観保全における農業の役割)
Une Tragedia dans I'epopee: I'episode de Didon dans I'Eneide (叙事詩の中の悲劇:『アエネーイス』におけるディードーのエピソード)
I problemi dell'evoluzione dell'area portuale di Napoli e le prospettive future (ナポリの湾岸地域再開発における課題と展望)

2016年(平成28年)卒業
Ricezione e stile nell'arte di Pietro Perugino (ペルジーノの芸術における受容と様式)
Il Concetto di "Decreazione" in Giorgio Agamben (ジョルジョ・アガンベンにおける"脱創造"の概念)

2015年(平成27年)卒業
実験国家フィウメ

ヨーロッパコース

2013年(平成25年)卒業 
イタリアにおける食をめぐる状況と取り組み

2011年(平成23年)卒業
イタリア映画の歴史的遺産に対する二人の現代監督の挑戦
テオフィロ・ファレンゴの作品について

2024年(令和6年)修了

胡昶旭
キケロ『弁論家』の政治的文脈 ーー「完璧な弁論家」論再考
芹澤海杜
16世紀フィレンツェの君主政 ーコジモ一世政権における武勇の称揚と若い軍人の政治的重要性ー

2023年(令和5年)修了

堀洸太郎
古代末期シリア・キリスト教文学における救済史叙述の変容 ー『財宝の洞窟』と『擬メトディオスの黙示録』の比較研究ー
関口麻緒
14世紀ヴェネツィアにおける奢侈禁止条例と女性 ー1334年・1360年の事例の分析ー

2021年(令和3年)修了

清野真惟
「イタリアの自由」の歴史とマキァヴェッリの「イタリア解放」――『君主論』から『フィレンツェ史』へ――
今井萌 
ナポレオンからリソルジメントへーチザルピーナ共和国を中心にー
澤裕章 
中世アラビア語医学書における薬用毒物の系譜ーディオスコリデスからラーズィー、イブン・スィーナーへ

2020年(令和2年)修了

山﨑大暢 

ヤコポーネ・ダ・トーディの刊本とその時代性:1617年ヴェネツィア版の分析

2019年(平成31年)修了

矢ヶ崎紘子 
人間の内的創造性の構造――ニュッサのグレゴリオス『魂と復活について』における論証的類比の分析
砂田恭佑 
テオドレトス『詩篇註解』の構造とその聖書解釈史上の位置――題解釈と救済史観に着目して
山根息吹 
ニュッサのグレゴリオスにおける万物回復論――人格の神化と人間本性の普遍的完成

2018年(平成30年)修了

逸見祐太 
前期帝政の皇帝・元老院関係:クラウディウス帝期の元老院議決の成立過程に関する研究


2017年(平成29年)修了

林優来 
イタリアと飛行機 1903-1912 ――熱狂、戦争、国民創造――


2016年(平成28年)修了

奥田奈央 
アントニオ・タブッキの作品における芸術の表象について


2015年(平成27年)修了

飯ヶ谷美帆 
コンメーディア・デッラルテにおけるトラヴェスティティズモ
渡邉真代 
古代ギリシャと中世アラビア世界における数学的「大きさ」の概念の変遷について


2014年(平成26年)修了

大泉覚 
マルキオンのリテラリズムとオリゲネスにおけるその位置付け


2013年(平成25年)修了

金沢悠貴 
後期ローマ帝国における私兵の展開
川口翔子 
タキトゥス『年代記』におけるレス・プブリカとタキトゥスの『共和政観』


2012年(平成24年)修了

神山知洋 
イタリア・キリスト教民主党の“左への開放”(1962年)の再検討―カトリック教会との関わりを中心に
木戸口聡子 
マルクス・アウレリウスの名誉観: 思想家としてのマルクスと皇帝としてのマルクス
小檜山明恵 
C.パヴェーゼの一人称小説 ―『故郷』と『月と篝火』 農村の語り手―


2011年(平成23年)修了

阿部衛 
自由身分剣闘士とローマ社会


2009年(平成21年)修了

木崎孝嘉 
1500年代イタリアにおけるカトリック教会の宣教戦略---天正遣欧使節記パンフレットを中心に---
後藤義人 
イタロ・カルヴィーノの作品における「文学コミュニケーション」
本多峰子 
イエスの神義論:特に、イエスの悪霊祓いと癒しの意味をめぐって


2007年(平成19年)修了

田中健三
「アンティオキアの衝突」とパウロの思想---信仰義認論をめぐって---


2004年(平成16年)修了

東よしみ 
原始キリスト教における知恵---第一コリント人への手紙とマタイ福音書における知恵と知者---


2003年(平成15年)修了

石渡巧 
古代末期シリアにおける修道士の活動意義---柱頭行者シメオンを中心に---
矢野睦 
マルコ福音書における民衆


2002年(平成14年)修了

高橋亮介 
ローマ期エジプトにおける兄弟姉妹婚---ローマの支配と属州地方慣習の変容---
三津間康幸 
初期アルシャク朝帝国の王権と属邦

2019年(平成31年)修了

木戸口聡子
紀元後2世紀ローマにおけるアウグスタの政治的役割について:小ファウスティナの肖像が用いられた貨幣の図像から


2012年(平成24年)修了

中西麻澄
古代ローマ社会における馬――モニュメント、美術作品から読み解くローマ人の馬へのまなざし

2011年(平成23年)修了

三浦望 
Narratological Function of the Disciples in the Fourth Gospel―Formation of the Implied Reader through the Narrative Perspective of the Disciples―



2010年(平成22年)修了

宮坂真紀 
ゴルドーニの喜劇におけるイタリア語とヴェネツィア方言



2008年(平成20年)修了

三津間康幸 
セレウコス朝およびアルシャク朝時代の王権の展開と都市バビロン―『日誌』を主要資料とした研究―